コスト削減&販売促進につながるテイクアウト容器

コロナ禍で、カフェやレストランのほか、イベントなどのお持ち帰り用にも便利な使い捨てテイクアウト容器の需要が高まりました。現在は、提供するメニューやシチュエーションなどによって、多様な容器が展開されています。

さらに最近は食べやすい、漏れない、電子レンジで加熱できるといった実用性だけでなく、デザインも重要となっています。インスタ映えやおしゃれなイメージが、お客様が購入を判断する要素となっているのです。おいしそうに魅力的に見せることのできるテイクアウト容器を選ぶことで、お客様から選ばれる店となれば、売り上げアップや食品ロス削減にもつながります。

テイクアウト容器に関しては、カトラリーのように法律でプラスチック製品の使用削減が求められてはいませんが、環境に配慮した素材で作られた容器を選ぶことで、イメージアップや他店との差別化につなげることができるのです。

環境に優しい「エコ容器」には、厳密な定義はなく、一般的に「環境に配慮した素材を使っている」ことが基準とされています。例えば、サトウキビの搾りかすから作られたバガス容器や、紙や木材を原料とした容器など、リサイクル原料や植物由来の原料を使用して作られた容器です。

エコ容器の素材には次のような種類と特徴があります。

・エコランチボックス
メニューに合わせて仕切りの数を選べる紙製弁当容器。耐水性や耐油性もあり、電子レンジ使用可。コストパフォーマンスもよいのが特徴です。

・エコバンブー
竹の繊維を使用した紙製の使い捨て容器。埋めても土に還るので環境にも優しい商品です。電子レンジもOK。キッチンカーやアウトドア向きの蓋ができるコンテナや、丼ものやサラダにぴったり蓋付きのボウル、パーティーやイベントにもおすすめのプレートなどがあります。

・バガスペーパーウェア
サトウキビの搾りカスから作られている紙製の使い捨て容器。可燃ごみとして処理ができます。電子レンジOK。開閉が簡単なランチボックスをはじめ、蓋付きのスープカップ、深さのあるどんぶり、ボリュームサラダやパスタなどにぴったりのボウル、カレー用のお皿など、さまざまな種類が揃います。

・ユーカリフードウェア
植林されたユーカリパルプを使用した紙製の使い捨て容器。しっかりとした厚みがあります。電子レンジOK。

・ふぁるかたぼっくす
ファルカタの木を使用した使い捨て弁当ボックス。ファルカタは二酸化炭素の発生が低く、環境に配慮したエコ商品です。白木のような高級感で和洋どちらのテイストにもよく合います。

・ネオクラフトボックス
クラフトのランチボックスはファーストフードのテイクアウトに最適。内側は耐油加工で油分の多い食品でも安心です。おしゃれな雰囲気も演出できます。

・エコパームボックス
パームヤシから作った非木材紙「パームヤシカサ」使用の食品箱。漂白や洗浄をしていないので原料の特徴を生かした自然な風合いが魅力。内側は耐油加工をしてあるので油分の多い食品でも安心です。

ペーパーフードカップ
ナチュラルな風合いの紙製容器。スープや丼ぶり、パスタやデザート向き。内側はラミネート加工済なので丈夫で染みにくいです。

以上、さまざまなテイクアウト容器を紹介しました。なかでも、未晒しのクラフトや竹を使用したナチュラルテイストの容器は、おしゃれだと人気が高いようです。容器選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。